NOT SHIP

スタンダードに抗う、
新しい生き方の共創プラットフォーム

NOT SHIPは、既存の「普通(スタンダード)」に抗い、新しい生き方や価値観を共に創り出すためのプラットフォームです(運営:NPO法人れんげ舎)。

この名前が示すように、私たちはどこかに一斉に向かう船ではありません。目的地を決めて一方向に進むのではなく、むしろそれぞれが異なる方向に向かって自由に生き方を模索し、実験する場です。現代の資本主義社会における競争、支配、そして押し付けられた幸福モデルに対して疑問を投げかけ、透明な絶望を可視化しながら、みんなが自分らしい道を歩んでいけるような新たな価値観をプロトタイピングしていきます。
NOT SHIPは、一人ひとりの違いを大切にしながら、集団として共に成長し、新しい社会の形を模索する「ポストスタンダード運動」を推進していきます。私たちは競争や勝敗にとらわれず、孤立することなく、誰もがつながりを持ちながら共に新しい未来を創造することを目指しています。

NOT SHIPでは、現在WEBサイトを制作中です。
このページは、私たちのPodcastやnoteなどの発信を受け取って興味を持ってくださった方に、
プラットフォームの理念や活動の概要をお伝えするために、暫定的に公開しております。
お問い合わせは、ページ下のフォームからお気軽にどうぞ。

嘘っぽい希望より、
真実の絶望から始めよう

「嘘っぽい希望ばかりが目に映る」 ── これは、私たちの率直な感情です。

これまでの資本主義社会では、他者と競争し、より高い地位に登り、より多くの財産を手にすることが幸福とされてきました。良い成績を収め、良い学校へ進み、安定した職を得て、理想的な家庭を築く。そして子どもにより良い教育の機会を与え、老後を安心して迎える──これが、戦後日本で信じられてきた「幸福モデル」、いわば標準的な人生のレールでした。しかし、私たちはそこに、何とも言えない違和感と不一致感を抱いています。

時代は今、大きな変わり目を迎えています。長らく信じられてきた資本主義的な価値観が、どんどん現実と乖離していっているのです。それまで「希望」とされてきたものが、もはや薄っぺらく、嘘っぽく変化するのも無理はありません。嘘っぽい希望にすがり続けるくらいなら、いっそちゃんと「絶望」を見つめたい。希望が嘘で、絶望が真実なら、私たちはその絶望を出発点に、新たな生き方を創り出していきたい。私たちは、そう考えています。絶望は、終わりではなく、むしろ始まりの合図だからです。


VISION

自分以外と未来世代のために
行動することが
当たり前になる社会

私たちは、人々の意識が自分という個人の枠を超えて、集団、社会、地球、そして人間以外の存在や未来世代にまで広がりを持つ社会を目指します。
この意識の変化のために必要なのは、「既存の支配構造における競争が強いられる」社会でもなく、「自分や自分の家族の利益ばかりを考える」社会でもない、新しい社会を問い続けること。
誰もが本音を隠すこともなく、孤立することもなく、自分が感じていることに素直に向き合い、ともに助け合える。そんな価値観が当たり前になることで、真に豊かな未来が築かれると信じています。


MISSION

新しい価値観や生き方を
実験・実践できる場をつくる

現代社会の「普通」とされている生活の中で、知らず知らずのうちに他人や社会が押し付けるスタンダードな価値観に支配され、自分の本当の生き方や願望を見失っていませんか?
私たちは、この「透明な絶望」を可視化し、その問題を発信し合うことで、共感を生む場をつくります。新しい価値観に基づいたライフスタイルや働き方を実験・プロトタイピングしながら、一人ひとりがその変化の一端を担い、未来を創り出す力を得ていくことを目指します。
これは単なる自己実現にとどまりません。競争によって人が人を支配し、資本が人々を縛る構造に対し、私たちは一歩踏み出し、絶望に抗っていく。それは、新しい希望を見つけ、より自由で、より人間らしい生き方を実現するための試みです。
私たちが目指すのは、「普通」ではなく、共感する人々や組織とともに、新しい未来を創り出すこと。誰もが生き生きと、自分らしくありのままで生きられる社会を、私たちはここから築いていきます。


#ポストスタンダード運動

本当はみんなひとりひとりが「じゃないほう」
なかったことにされる「透明な絶望」を口に出すことから
自分の命の使い方の「プロトタイピング」を始めよう

 
「ポストスタンダード運動」は、既存の「普通(スタンダード)」に対しての疑問を投げかけ、新しい価値観や生き方を探求するための活動の総称です。私たちNOT SHIPでは、透明な絶望をメディアを通じて可視化する「NOT Talks」、新しい未来を試す実験の場「NOT Factory」、そして自治的なコミュニティや場づくりの支援を提供する「NOT School」から成り立ちます。これらを通じて、個人と社会が自由に共創し、抑圧に抗う新しい生き方を模索するための活動を展開しています。
「じゃないほう」という概念は、既存の「スタンダード」やその反対としての「アンチ」という二項対立に囚われるのではなく、全く異なる現実や価値観を探求する姿勢。つまり、既存の価値観を覆すことなく、それを超越して、新たな価値観や生き方をプロトタイピングするというアプローチです。
この視点から、私たちは「透明な絶望」を可視化し、押し付けられた幸福ではなく、自分自身の本当の願望に向き合うことを大切にしています。「じゃないほう」とは、ただ対立するのではなく、別の角度から新しい選択肢を模索し、競争ではなく共創を目指す道とも言えます。


SERVICE

NOT Talks

透明な絶望を可視化するメディア群

 
「NOT Talks」では、私たちが「普通」のことだと見過ごしてしまっている社会の課題や抑圧的な構造を、メディアを通じて可視化していきます。PodcastやYouTube、noteなど、多様なプラットフォームを活用し、個人や組織が感じている「透明な絶望」を言語化・発信します。ただし一方的な発信にとどまらず、社会の変革に向けた対話の場となることを目指し、抑え込まれた感情や無意識の不満を共有し、新しい生き方の糸口をともに探っていきます。

NOT Factory

新しい未来を試すプロトタイピングの場

 
「NOT Factory」は、私たちが掲げる新しい価値観や生き方を具体的に試す実験の場です。地域やコミュニティ、働き方、生き方に関する様々なプロジェクトを、企画構想にとどまらず、実行までプロトタイピングしていきます。単なる自己実現を超えて、競争によって人が人を支配し、資本が人々を縛る構造に対し、私たちは一歩踏み出し、絶望に抗うために。新しい希望を見つけ、より自由で、より人間らしい生き方を実現するための試みに挑みます。

NOT School

場をつくる力をつくる支援

 
「NOT School」は、私たちのリブランディングや地域コミュニティ支援の分野での経験を活かし、組織の立ち上げやさまざまな転機を迎える個人に向けて、その組織、その人らしさを発揮して目指す成果を残していくための取り組みを、場づくりの視点からサポートします。より良い場をつくる主催者の教育や、自分らしく対話できるプログラムの提供を行い、場づくりを通じて、誰もが自由に新しい価値観や生き方を発見できる共創のコミュニティの輪を広げていきます。

Founder

長田 英史

TERUCHIKA OSADA
NPO法人れんげ舎 代表

れんげ舎は、1996年設立の非営利団体です。たとえ社会に必要とされなくても、自分が、自分たちが、心から必要とする場をつくり続けてきました。スタンダードの延長線上では決して解決できない社会課題に、NOT SHIPはポストスタンダードなアプローチをしていきます。このサイトに何かを感じたら、私たちのPodcastやnoteをチェックしてください!

志摩 彩香

AYAKA SHIMA
NPO法人れんげ舎 理事

信じているわけでもない、信じていないわけでもない、世の中のスタンダード。自分で選ぶ以前からすでに世の中にあったもの、それが常識。私たちは、自分の直感や経験をもとに様々なことを選択し決断しなければならないけれど、スタンダードという土台の上にある選択肢しか見えていないのかもしれません。今までの価値観や制度からの転換が必要になっている今、このスタンダードという土台を掘り起こす必要があります。新たな時代に向けて、ポストスタンダードを一緒に考え、実験しましょう!

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